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白シャツはコーディネートに清潔感と上品さを与えてくれる定番アイテムですが、多くの人が白シャツの透ける問題に悩んでいます。なぜ透けるのか、その原因を理解し、適切な対策を講じることが重要です。対策の基本は、中に何を着るか、つまりインナー選びにあります。
特にインナーの色選びは大切で、一般的にベージュが推奨されますが、インナーの形や種類によっても透けにくさは変わります。また、透けない白シャツをその素材で選ぶことも有効な手段の一つです。
この記事では、レディース対策としてのおしゃれなコーデ術から、メンズ対策としてのビジネスシーンでの注意点まで幅広く解説。ユニクロで手に入るおすすめインナーや、インナー以外の便利な透け防止グッズ、重ね着でおしゃれに見せるテクニックも紹介します。
さらに、品質にこだわる方には、おすすめのシャツブランドとしてTOKIARIについても触れていきます。
記事のポイント
1.白シャツが透けてしまう根本的な原因と、その対策の基本
2.透けにくいインナーの色・形・素材の具体的な選び方
3.男女別・シーン別で役立つ、白シャツの着こなし術と注意点
4.ユニクロなどの身近なブランドで選べるインナーや、便利な対策グッズ
白シャツが透けるのはなぜ?原因と基本対策

・なぜ白シャツは透けるのか、その原因は?
・中に何を着る?まずはインナー選びから
・最適なインナー色はやはりベージュ?
・透けにくいインナーの形と種類の選び方
・透けない白シャツは素材で選ぶのが正解
なぜ白シャツは透けるのか、その原因は?

白シャツが透けて見えてしまうのは、光の性質と生地の構造が関係しています。白い色は光を反射する性質を持ちますが、生地が薄い場合や織り方が粗い場合には、すべての光を反射しきれず一部が生地を通り抜けてしまいます。
生地を透過した光は、その下にあるインナーや肌に当たり、そこで反射します。その反射した光が再び生地を透過して外に出ることで、私たちの目にはインナーや肌が「透けている」と認識されるのです。
つまり、シャツの生地と、その下に着ているインナーや肌との色の差がはっきりしているほど、透けやすさは増すことになります。
この現象は、生地の厚みにも大きく左右されます。例えば、同じ白色でもスウェットのような厚手の生地は、内部に光が届きにくいため透けることはほとんどありません。
一方で、一般的なワイシャツやブラウスに使われるポリエステルやレーヨンなどの素材は、繊維そのものが光を通しやすく、薄手に作られていることが多いため透けやすい傾向にあります。
この光の透過と反射の仕組みを理解することが、効果的な透け対策を立てる第一歩となります。
中に何を着る?まずはインナー選びから
白シャツの透け問題を解決する上で、最も簡単で効果的な対策は、中に着るインナーを適切に選ぶことです。インナーは、汗や皮脂からシャツを守り、快適な着心地を保つだけでなく、透けを防ぐという重要な役割を担います。
特に日本のビジネスシーンやフォーマルな場面では、シャツから肌や下着が透けて見えることはマナー違反と受け取られることがあります。周囲に「だらしない」「配慮が足りない」といった印象を与えかねないため、適切なインナーを着用することは、身だしなみとして非常に大切です。
インナー選びで考慮すべき点は、主に「色」「形」「素材」の3つです。これらの要素を総合的に判断し、着用する白シャツやシーンに合わせて最適な一枚を選ぶことが、透けの悩みを解消する鍵となります。
ただ、どのようなインナーでも良いというわけではありません。インナー自体のラインがシャツに響いてしまったり、色が合わずに逆に透けを強調してしまったりすることもあります。次の項目から、それぞれの選び方のポイントを具体的に掘り下げていきます。
最適なインナー色はやはりベージュ?

白シャツの下に着るインナーの色として、最も透けにくいとされているのがベージュです。これは、ベージュが多くの日本人の肌の色に近く、シャツを透過した光がインナーに当たって反射しても、肌との色の差が小さいため目立ちにくい、という理由に基づきます。
意外に思われるかもしれませんが、白シャツに白いインナーを合わせるのは、透け対策としてはあまり効果的ではありません。むしろ、肌の色とインナーの白、そしてシャツの白という層の間で色のコントラストが生まれ、インナーの輪郭がくっきりと浮き出てしまうことがあります。
同様に、黒やネイビーなどの濃い色のインナーは、白シャツとの色の差が大きすぎるため、はっきりと透けて見えてしまいます。
インナーの色 | 透けやすさ評価 | 理由 |
ベージュ | ◎(最も透けにくい) | 肌の色に近く、シャツの下で色が馴染むため |
ピンク | 〇(透けにくい) | 肌の血色に近く、ベージュと同様に目立ちにくい |
ライトグレー | 〇(透けにくい) | 白よりトーンが暗く、肌とのコントラストが和らぐため |
モカ | 〇(透けにくい) | 肌より少し濃い色も、肌馴染みが良ければ効果的 |
白 | △(やや透けやすい) | 肌の色との差で、インナーの輪郭が浮き出やすい |
黒・紫など濃色 | ×(透けやすい) | シャツとの色の差が激しく、はっきりと透ける |
ユニクロが実施した検証でも、ベージュや赤みのあるピンクが白シャツに対して非常に透けにくいという結果が出ています。自分の肌の色に合わせて、ワントーン暗めのベージュや、血色に近いピンク、あるいはライトグレーなどを選ぶのが賢明な選択と言えます。
透けにくいインナーの形と種類の選び方
インナーの色だけでなく、形や種類も透けにくさに大きく影響します。インナーの縫い目やストラップがシャツの表面に響いてしまうと、せっかく色を工夫しても意味がありません。透け対策を完璧にするためには、インナーの形状にも注意を払いましょう。
シームレスタイプが基本
最もおすすめなのは、襟元や袖、裾に縫い目がない「シームレスインナー」や「カットオフ」デザインのものです。縫い目の凹凸がないため、シャツの上からラインが響きにくく、すっきりとした見た目を保つことができます。
形はキャミソールやタンクトップ
形としては、キャミソールやタンクトップが一般的です。キャミソールはストラップが細いため、襟元から見えそうで見えないという点で安心感があります。一方、タンクトップは脇汗をしっかりと吸収してくれるというメリットがあります。
ただし、一般的なランニングシャツのような形のものは、ストラップのラインが目立ちやすいため、ビジネスシーンでは避けた方が無難でしょう。
ブラトップという選択肢
ブラジャーとインナーを一体化させた「ブラトップ」も有効な選択肢の一つです。重ね着する枚数が減るため、着膨れせず、ブラジャーのストラップやホックが透ける心配がありません。これもシームレスなデザインのものを選ぶと、より効果的です。
インナーの面積が大きいほど透けた際に目立ちやすくなるため、首元や背中が深く開いたデザインを選ぶのも一つの工夫です。
透けない白シャツは素材で選ぶのが正解

インナーで対策を行うと同時に、白シャツそのものの選び方を見直すことも根本的な解決策となります。シャツは素材の厚さや種類によって、透けやすさが大きく異なります。
生地の厚さ(オンス)を確認する
Tシャツの場合、生地の厚さは「オンス」という単位で示されることがあります。一般的に6オンス以上のヘビーウェイトと呼ばれる生地であれば、白であってもほとんど透けることはありません。4~5オンスの標準的な厚さのものは、製品によって透け感が異なるため注意が必要です。
シャツ生地の種類で選ぶ
ワイシャツやブラウスの場合、生地の種類に注目すると良いでしょう。一般的に、織りが密で厚みのある生地は透けにくくなります。
- オックスフォード: ボタンダウンシャツによく使われる、厚手で丈夫な生地です。織り目がはっきりしており、カジュアルな印象ですが、透けにくさは抜群です。
- ブロード: ワイシャツの定番生地ですが、糸の番手(太さ)によって厚みが変わります。番手の数字が小さいほど糸が太く、生地も厚手になり透けにくくなります。
- ニット素材: 一般的な織物ではなく、編んで作られたニットシャツ(トリコットなど)は、生地に厚みと伸縮性があり、比較的透けにくいのが特徴です。
透け防止加工が施された素材
近年では、繊維の構造を工夫することで透けにくさを高めた素材も開発されています。例えば、「フルダル糸」と呼ばれる酸化チタンを含んだポリエステル繊維は、光を乱反射させることで、薄手でも高い防透性を実現しています。
ユニフォームなどを選ぶ際には、こうした機能性素材に着目するのも一つの手です。
白シャツが透ける悩みを解決する応用テク

- レディース対策とおしゃれなコーデ術
- メンズ対策はビジネスシーンを意識して
- ユニクロで探せるおすすめインナーを紹介
- インナー以外の透け防止便利グッズとは?
- こだわるならTOKIARIのシャツもおすすめ
- 重ね着でおしゃれに白シャツが透ける悩み解決
レディース対策とおしゃれなコーデ術

女性の場合、白シャツの透け対策は機能性だけでなく、ファッション性も両立させたいところです。インナー選びを工夫し、コーディネート全体で透け感を上手にカバーするテクニックを取り入れましょう。
基本はベージュのシームレスインナー
前述の通り、基本となるのはベージュ系のシームレスインナーです。キャミソールやブラトップなどを活用し、下着のラインが響かないようにすることが大切です。シルクやサテンといった、表面が滑らかで凹凸のない素材のインナーは、体のラインを拾いにくく、着膨れもしないためおすすめです。
あえて見せる「レイヤードコーデ」
発想を転換し、透け感を活かしたコーディネートを楽しむ方法もあります。ただし、ビジネスシーンなどではカジュアルすぎる印象になる可能性があるため、オフィスカジュアルが許容される環境や、プライベートな場面での活用が主になります。
例えば、白シャツのインナーに黒やネイビーのキャミソールを合わせ、ボトムスも同系色でまとめると、統一感のある引き締まった印象になります。夏らしく明るい雰囲気にしたい場合は、パステルカラーのパンツなどを合わせると華やかさが増すでしょう。
リブ素材や総レースのインナーは、下着っぽさがなくトップスのように見えるため、「見せるインナー」として活用しやすいアイテムです。
汗対策も忘れずに
汗をかくとシャツが肌に張り付き、インナーや体のラインが普段より透けやすくなります。特に夏場は、吸汗速乾機能のあるインナーを選んだり、汗脇パッド付きのものを着用したりするなど、汗対策をしっかり行うことが、快適さと見た目の清潔感を保つ上で重要です。
メンズ対策はビジネスシーンを意識して
男性の場合、特にビジネスシーンでの白シャツの透けは、清潔感を損ない、相手に不快感を与えかねないため、女性以上に注意が必要です。ワイシャツの下にインナーを着用することは、日本では一般的なビジネスマナーとされています。
インナーの色はベージュかライトグレー
男性も女性と同様に、インナーの色は肌の色に近いベージュやライトグレーが最適です。白いワイシャツに白いインナーを合わせると、インナーの形が浮き出てしまうため避けましょう。柄物や派手な色のインナーは論外です。
インナーの形はVネックが基本
ワイシャツの第一ボタンを外してもインナーが見えないように、襟元の形はVネックを選ぶのが基本です。クルーネック(丸首)だと、クールビズスタイルで首元からインナーがのぞいてしまい、だらしない印象を与えてしまいます。袖の形は、半袖タイプが脇汗をしっかり吸ってくれるためおすすめです。
サイズ感と素材も重要
インナーは体にフィットするサイズを選びましょう。大きすぎるとワイシャツの中でもたつき、シルエットが崩れる原因になります。また、汗をかきやすい夏場は、吸湿速乾性に優れた素材を選ぶと、シャツが肌に張り付く不快感を軽減し、汗ジミも防いでくれます。
就職活動などのフォーマルな場面では、これらのインナーマナーが第一印象を左右することもあります。Tシャツをインナー代わりにするのは生地が厚くごわつくため避け、機能的な専用インナーを用意するのが賢明です。
ユニクロで探せるおすすめインナーを紹介

透け対策に有効なインナーは、身近なブランドで手軽に見つけることができます。中でもユニクロの「エアリズム」シリーズは、機能性、カラーバリエーション、コストパフォーマンスの面で非常に優れており、多くの方におすすめできます。
透けにくさで選ぶなら「ベージュ」か「ピンク」
2024年に販売されているエアリズムインナー(キャミソール)の5色(黒、紫、白、ベージュ、ピンク)を白シャツの下で比較した検証によると、最も透けにくかったのは「ベージュ」でした。僅差で「ピンク」も透けにくいという結果が出ており、肌の色に合わせて選ぶと良いでしょう。
白は透けやすく、黒や紫は色がはっきりと見えてしまうため、白シャツのインナーとしては避けるのが無難です。
おすすめのアイテム
- エアリズムキャミソール / タンクトップ(ベージュ)
- 定番の形で、どんなシーンでも使いやすいアイテムです。シームレスタイプを選べば、さらにシャツに響きにくくなります。肌触りが滑らかで、夏でも快適な着心地を保てるのが大きな魅力です。
- エアリズムブラトップ(ベージュ)
- ブラジャーとインナーが一体になっているため、着るものが一枚で済み、下着のラインが透ける心配がありません。特にタイトなシルエットのシャツを着る際に重宝します。
ユニクロのインナーは、オンラインストアや店舗で豊富なサイズ展開から選べます。白シャツの透けに悩んでいる方は、まずベージュのエアリズムインナーを試してみることをおすすめします。
インナー以外の透け防止便利グッズとは?
インナー選びが透け対策の基本ですが、それ以外のアイテムを補助的に活用することで、より安心して白シャツを着こなすことができます。特に汗による透けや、下着の特定のラインが気になる場合に有効です。
汗取りパッド
特に汗をかきやすい夏場に活躍するのが「汗取りパッド」です。脇の下に直接貼り付けるタイプや、インナーに元々付いているタイプがあります。汗がシャツに染みて色が変わったり、濡れて肌に張り付いたりするのを防ぐことで、結果的に透け感を抑制します。制汗剤との併用も効果的です。
ニップレス(男性向け)
男性の場合、インナーを着ていても乳首が透けてしまう「乳首透け」に悩む方もいます。これはインナーの色や素材だけでは完全にカバーしきれないことがあり、特にTシャツ一枚で過ごす際に気になる問題です。そのような場合には、ニップレス(ニップルカバー)を使用するのも一つの有効な手段です。
インナーベストやジレ
少し視点を変え、シャツの上にベストやジレを重ねるのもスマートな対策です。これは透けを物理的に隠す方法であり、特にビジネスシーンでは、フォーマル感を高めつつ、温度調節もできるため一石二鳥と言えます。夏用の薄手の素材のものを選べば、暑苦しい印象にもなりません。
これらのグッズは、インナーだけの対策では不安が残る場合に、さらなる安心感を与えてくれます。
こだわるならTOKIARIのシャツもおすすめ

インナーでの対策と並行して、「そもそも透けにくい上質な白シャツ」を選ぶというアプローチも、ファッションにこだわりたい方には非常におすすめです。京都発のドメスティックブランド「TOKIARI(トキアリ)」は、まさにそのようなニーズに応えるシャツ作りをしています。
TOKIARIは、「タイムレス・クローゼット」をコンセプトに、時代に流されない普遍的な服を展開するブランドです。デザイナーは30年のキャリアを持つベテランバイヤーであり、その審美眼で選び抜かれた上質な天然素材と、計算されたシルエットが特徴です。
TOKIARIのシャツが透けにくい理由
TOKIARIのシャツは、高級ドレスシャツに使われるような高密度のブロードコットンや、しっかりとした質感のコットンツイルなど、厳選された生地を使用しています。これらの生地は、デザイン性だけでなく、肌触りや耐久性、そして透けにくさにも配慮されているのがポイントです。
特徴的なシルエットとデザイン
一見するとモードでシュッとした印象ですが、身幅にはゆとりを持たせた「余白を楽しむ」シルエットが採用されています。この絶妙なサイズ感が、シャツが肌に密着するのを防ぎ、結果として透け感を軽減します。
また、ブランドの定番モデルである「TOBARI(トバリ)」や「HIKARU(ヒカル)」は、デザインの細部にまでこだわりが詰まっており、一枚で着ても様になる存在感があります。
価格帯は一般的なシャツよりも高価ですが、シャツを主役にしたコーディネートを楽しみたい方や、長く愛用できる一着を探している方にとって、TOKIARIは検討する価値のある選択肢と言えるでしょう。
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白シャツが透けるについてまとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 白シャツが透けるのは光の透過と反射が原因
- 対策の基本は肌の色に近いインナーを選ぶこと
- 最も透けにくいインナーの色はベージュ
- ベージュ以外ならピンクやライトグレーも有効
- 白いインナーは逆に透けやすいので避ける
- 黒などの濃い色のインナーはビジネスシーンではNG
- インナーの形は縫い目のないシームレスが最適
- Vネックインナーはワイシャツの首元から見えにくい
- インナーの素材は吸汗速乾機能があると夏場も快適
- 透けない白シャツはオックスフォードなど厚手の生地を選ぶ
- レディースは「あえて見せる」重ね着コーデもおしゃれ
- メンズはビジネスマナーとしてインナー着用が基本
- ユニクロのエアリズムは機能性とコスパでおすすめ
- 汗対策には汗取りパッドや制汗剤が有効
- 上質なシャツにこだわるならTOKIARIも選択肢の一つ